住宅ローンはフルローンが正解?FPが教える「頭金なし」という選択肢

資産形成

こんばんは、のぶをです。

住宅購入は、多くの方にとって人生で最も大きな買い物です。

そして同時に、「どのように借りるか」が将来の資産形成を大きく左右します。

今日は、住宅ローンを組む際に「どの程度頭金を用意すべきか」について、FP(ファイナンシャル・プランナー)の視点でお話ししようと思います。

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今回は、

「住宅ローンに頭金は入れるべきか?」

というテーマを、FP(ファイナンシャル・プランナー)の視点から整理します。

※本記事は特定の借入方法を推奨するものではなく、選択肢の一つを数字で検証する内容です。

結論:余剰資金があるなら「フルローン」という考え方も合理的

一般的には、

  • 頭金は2割が理想
  • 借金は少ない方が安心

と言われます。

しかし、資産全体で考えると必ずしもそれが最適とは限りません。

私は現在、来年の新築計画に向けて「フルローン(頭金なし)」を有力な選択肢として検討しています。

理由は主に2つです。

理由① 住宅ローン控除の活用

現在の住宅ローン控除制度では、

年末時点のローン残高 × 0.7%

が最大13年間、所得税等から控除されます。

つまり、ローン残高が多いほど控除額も大きくなります。

頭金を多く入れて残高を減らすと、

  • 利息は減る
  • しかし控除額も減る

という構造になります。

金利水準によっては、

「控除メリット > 支払利息」となるケースもあります。

理由② 金利と運用利回りの差

現在の住宅ローン金利は、依然として低水準です。

仮に金利1%で借りられるとします。

一方、長期分散投資の期待リターンを年4%(税引後約3%前後)と仮定すると、

資金効率という観点では以下のような比較になります。

例:1,000万円を頭金に入れる場合

  • ローン金利1% → 年間約10万円の利息削減
  • 運用利回り4% → 年間約40万円の期待収益

差は約30万円/年。

もちろん、運用リターンは保証されません。

しかし長期投資では「複利効果」が働きます。

【シミュレーション】5,000万円物件・25年ローンの場合

前提条件:

  • 物件価格:5,000万円
  • ローン期間:25年
  • 金利:1.0%
  • 運用利回り:年4.0%(税引後3.18%想定)

比較結果

【図解】25年後の資産はどう変わる?

私のライフプランに基づき、5,000万円の物件を25年ローン(金利1.0%)で購入、手元の5,000万円を運用(利回り4.0%:税引後3.18%)したシミュレーションの結果をまとめました。

比較パターン購入時の頭金運用に回す額25年後の手元残金
1.現金一括払い5,000万円0円0円
2.頭金あり2,000万円3,000万円約1,480万円
3.フルローン0円5,000万円約2,460万円

※あくまで試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。

この前提では、フルローンの方が資産効率は高くなります。

ただし、全員に向いているわけではない

フルローンにはリスクもあります。

  • 市場下落リスク
  • 金利上昇リスク
  • 精神的負担
  • 収入減少リスク

「借金が心理的ストレスになる方」は、

資産効率より安心感を優先する方が良い場合もあります。

住宅購入は感情と合理性のバランスです。

私自身のケース

私は来年、新築を予定しています。

当初は3,000万円想定でしたが、

建築費高騰と仕様変更で最終的に約5,000万円に。

54歳で5,000万円の借入。

正直、不安はあります。

しかし、

  • 退職金見込み
  • 金融資産の状況
  • 退職時期
  • 将来の生活費

を総合的に試算した上で、

「フルローン+手元資金運用」

という戦略を取る予定です。

なお、来年早期退職予定のため、

在職中にローン審査を受ける計画です。

まとめ:感情ではなく「数字」で考える

住宅ローンは、

  • 借金だから怖い
  • 早く返すのが正解

という感情論で語られがちです。

しかし本質は、

家計全体の資産最適化問題です。

  • 手元資金はいくらあるのか
  • 投資リターンの期待値はどうか
  • 将来のキャッシュフローは安定しているか

これらを冷静に整理した上で、

自分にとって最適な選択をすることが重要です。

あなたは、

「安心を優先する住宅ローン」

それとも

「資産効率を最大化する住宅ローン」

どちらを選びますか?

人生後半戦だからこそ、

私は“感情だけでなく数字でも考える”ことを大切にしています。

ではまた。

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