こんばんは!のぶをです。
巷でよく議論される「簿記2級とFP2級、どちらが難しいのか?」というテーマ。
もちろん個人の素養や環境によりますが、社会人が限られた隙間時間で合格を狙う場合、その体感難易度は大きく変わります。私は昨年末FP2級、今年に入って簿記2級を取得しましたが、結論から申し上げますと、私にとっては簿記2級の方が難易度が高いと感じました。
本日は、54歳で両資格を取得した私の実録をもとに、その理由を詳しくお話しします。これから資格取得を目指す方、あるいはダブルライセンスを検討中の方の参考になれば幸いです。
私の背景:営業一筋30年からの挑戦
私は現在54歳で、メーカー勤務の営業一筋として社会人生活を30年以上過ごしてきました。
財務・経理の職歴はなく、仕訳を含め簿記の知識はほぼゼロからのスタート。一方、FPに関しては、不動産の売買経験や株式・投資信託などの運用経験があり、学習前からある程度の基礎知識がある状態でした。
このような背景を持つ私が、FP2級よりも簿記2級を「高い壁」だと感じた4つの理由を紐解いていきます。
1. 学習時間の内訳とその質
最も分かりやすい差は学習時間でした。
• FP2級:約160〜170時間(83日間)
FPについては「3級」を受験して合格してから「2級」に臨みました。この時間は両方の対策を含んでいます。
FP 2級合格に関してはこちらの記事に記載しています。
FP2級独学45日合格!54歳会社員の勉強法と全スケジュール
• 簿記2級:250時間以上(109日間)
簿記は3級を受験せず、学習のみで知識を固めてから2級に挑戦しました。直前期は模試に時間を割いたため、1.5倍近い時間を要しました。
簿記2級合格に関してこちらの記事に記載しています。
簿記2級4回目で合格!54歳仕事をしながら独学・3級飛ばしで挑んだ109日の記録
参考までにやり直すなら3級受験もした方が良かったかなと思っています。
簿記2級に4回目で合格した私が、もし「初日からやり直す」としたら?最短ルートへの反省記
簿記2級4回目で合格!54歳仕事をしながら独学・3級飛ばしで挑んだ109日の記録
2. 学習スタイルの違い:積み上げ型 vs 連動型
FPは分野が独立しており、暗記した分だけ点数に反映されます。隙間時間の学習も有効でした。
対して簿記は、全ての単元がつながっています。全体像を理解して問題に慣れるまでは点数が全く伸びません。仕訳や全体像を掴むまでのテキスト学習は隙間時間でも出来ますが本試験形式の問題演習に入るとランチタイムの10分でサッと解くといった細切れの学習が難しくなります。「社会人泣かせ」の資格だと痛感しました。
3. 合格ライン「70点」というプレッシャー
FP2級は60点合格ですが、簿記2級は70点以上が必要です。
この10点の差が精神的な負担となり、ケアレスミスに対する緊張感が全く違いました。
4. 出題形式と「初見の絶望感」
FPが一問一答のマークシート中心なのに対し、簿記は記述式の大問形式です。
特に工業簿記では、最初の計算ミスが全滅を招くリスクがあります。商業簿記の大問は仕訳の数も多く転記ミス含めてミスのリスクも高くなります。初見では、「本当にこれを解くのか」という絶望感は半端ではありませんでした。
5. 言語の壁(簿記特有の用語)
FPの用語(年金、保険、税金)は日常生活で耳にしますが、簿記の「借方・貸方」や「減価償却累計額」などは、初学者にとっては「外国語」を学ぶような心理的ハードルがあります。この最初の数週間の「拒絶反応」が、簿記の体感難易度を押し上げている要因の一つです。私自身はFPの言語は不動産や投資など経験でカバーできることが多く入りやすかったと感じました。
挫折の壁を越えた先にある「パズルの楽しさ」
以上の観点から、私にとっては簿記2級はFP2級の約2倍の難易度だと肌で感じました。
簿記はある程度理解できるまでに時間がかかり、そこから本試験形式に慣れるまでにもう一段階の壁があります。この「できない期間」はとにかく苦痛で、挫折する人の気持ちが痛いほどよくわかります。
しかし、その壁を乗り越えると、ある時一気に解けるようになります。
そこからは、複雑に絡み合った数字を整理していく「パズルを解くような楽しさ」を感じられるようになるのです。覚える範囲はFPの方が広いのですが、簿記の壁を突破した瞬間の高揚感は格別なものでした。
最後に:両方の資格を勉強して良かった
難易度の違いはありますが、両資格とも勉強して本当に良かったと思える一生モノの知識です。
・簿記: 財務諸表を読む力は、職種を問わずビジネスパーソンの必須知識。決算報告書などへの理解が深まりました。
• FP: 自分や家族を守るためのお金の知識。家族のライフプランの見直しに役立っています。
私は今、次のステップである「中小企業診断士」へと進んでいます。両方の資格が財務会計などで親和性が高く役立っています。
新しいことを始めるのに遅すぎることはありません。皆さんも是非、自分自身の可能性を信じてチャレンジしてみてください。一緒に頑張っていきましょう!
ではまた!
にほんブログ村

コメント