こんばんは!のぶをです。
勉強開始から109日、CBT試験4回目の受験でようやく簿記2級に合格することができました。
簿記2級は思っていたよりも難易度が高く、私自身、不合格を重ねて挫折しそうになりました。しかし、諦めずになんとか合格を掴み取ることができましたので、今日は私が実践してきたテキスト選びや勉強方法について詳しくお話ししたいと思います。
これから簿記受験を考えている方や、今勉強中の方などの参考になれば幸いです。
参考までに、私は54歳の社会人で営業職をしており、財務会計の勉強はいままで一度もしたことがない「簿記素人」でした。 他の資格としては、昨年末にFP3級と2級を合計3ヶ月程度で取得していましたが、今回の簿記2級は完全独学で挑みました。
なお、記事の各所にこれまでの学習ログや、使用したテキストのリンクをまとめています。「自分ならどう進めるか?」を考える際の材料として、参考にしていただけると幸いです。
・簿記3級の学習方法:急がば回れの教訓
FP2級に独学で合格した勢いもあり、いきなり2級から勉強を開始しましたが、全くわからず……。 開始2日程度で「3級からやり直そう」と決断しました。
簿記2級で早くも壁に……?54歳のプチ挫折と、私を救った「仕切り直し」の決断
テキスト購入はせず、YouTubeの「ふくしままさゆき先生」の動画を活用。3級動画全26本を、全体像を把握するために1.5倍速で2周視聴しました。 各動画に付随する問題は解きましたが、2本ある「仕訳問題演習のみ」の動画は飛ばしてしまいました。
【簿記2級への道】ふくしままさゆき先生で3級からおさらい!あえて問題集を解かない54歳パパの戦略
理由は「仕訳は2級でやればいい」と考えてのことでしたが、今振り返ると、ここで仕訳を身につけておけばと後悔しています。 3級の本試験形式の問題もやっておくべきでしたし、実際に受験をしていれば、本気度の違う勉強ができたはずです。 仕訳が不十分だったことで、最後の最後まで苦戦を強いられることになりました。
簿記2級に4回目で合格した私が、もし「初日からやり直す」としたら?最短ルートへの反省記
・2級の学習:テキストと問題集選びの試行錯誤
当初はTAC出版の「スッキリわかる日商簿記2級(商業・工業)」で開始しましたが下記の理由で切り替えました。
1. 復習のしにくさ: 問題演習の後にテキストで見直す際、該当箇所が探しにくかった
2. 携帯性: テキストと問題集がセットで分厚く、持ち運びが不便だった
3. ボリューム: 1冊にまとまっている分、演習量がやや少なく感じた
その後買い直したのが、「みんなが欲しかった」シリーズの「簿記の教科書」と「簿記の問題集」です。
みんなが欲しかったシリーズにしたのはFP試験でも同じシリーズを使用していたことが理由です。テキスト・問題集を合わせると4冊になるので勉強開始前は多すぎるのではと感じていましたが、簿記初学の私にはこのボリュームも必要でしたし、文字数や図解など私にはちょうどよく、買い直して正解でした。
![]() | みんなが欲しかった!簿記の教科書+問題集 日商2級商業簿記第15版 全2冊セット 新品価格 |
![]() | みんなが欲しかった!簿記の教科書 日商2級工業簿記第11版+問題集 日商2級工業簿記第14版 全2冊セット 新品価格 |
まず商業簿記のテキストから開始し、対応する問題集を交互に進めました。
しかし、第2問・第3問対策に入ると一気に解けなくなりました。 仕訳の量に絶望し、埒が明かないため、1周目は答えを見ながらざっと流す程度で終えました。
続いて工業簿記に入りましたが、出張にテキストを忘れたことを機に、YouTube「たぬ吉先生」の動画で全体像を掴むところから始めました。 全26本のうち、移動中の電車内で19回分を倍速視聴。 問題演習は飛ばしましたが、この動画のおかげでスムーズに学習に入れました。
【簿記2級】工業簿記の独学なら「たぬ吉先生」!元執行役員が唸った全体像を掴む神動画活用術
その後、テキストと問題集をこなし1周完了。 商業簿記の2周目でもやはり第2問・第3問は解けず、答えを見ながら解く程度の完成度でした。この時期が一番辛かったです。 一方、工業簿記は2回目でも初見のように思える問題がありつつも、商業に比べればスムーズに進み、解ける楽しみも味わい始めていました。
その後、不完全なままの第2問・第3問対策を継続しつつ、工業簿記を忘れないよう問題集で追加の3周目に取り組みました。 この時点でようやく第2問・第3問も答えを見ながらですが「解ききれる」ようになり、工業簿記はほぼ正答できる得意科目の自信がつきました。
簿記2級 工業簿記2周目で実感した「解けると勉強は楽しくなる」
・最後のスパート:「本試験問題集」の重要性
ようやく取り組んだのが、「合格するための本試験問題集」です。もはや簿記2級受験には鉄板の必須アイテムだと感じています。
![]() | 新品価格 |
この時、1回目の受験まであと10日弱。 全12回を1周しようと1日1〜2回分の模試を実施しました。 自信を持って臨んだものの、本試験形式には歯が立たず、模試1回目は44点、2回目64点、全12回の平均は52.3点でした。
【簿記2級】試験まであと2日の心境と戦略:全12回の模試を終えて
簿記2級は「本試験形式の問題演習」をいかにこなすかが鍵です。 12回分を最低2〜3周はしたいところですが、90分制限で解き、見直しまで含めると特に1周目は間違えも多く1回に2時間半から3時間かかります。 2周目以降は間違えが減り見直しにそこまで時間がかからないのですが、それでも仕事をしながらだと、1日に何回も行うのは現実的ではなく、休みの日でも2回がやっとでした。 最後は疲れから本試験で大問を丸ごと飛ばす大失態を演じ、1回目の試験(3/29)は見事に惨敗しました。
その後も挑戦を続け、2回目(4/14)64点、3回目(4/19)53点、そして4回目(4/23)でようやく82点で合格できました。

簿記2級4回目で合格!54歳仕事をしながら独学・3級飛ばしで挑んだ109日の記録
・テキストの難易度と本試験のリアル
「みんなが欲しかった」シリーズは全体像を掴むには最適ですが、それだけで合格レベルに達するのは難しいと感じます。 やはり「本試験形式の問題集」が不可欠です。
私の実体験では、「合格するための本試験問題集」のレベルは本試験(CBT)とほぼ同じです。 問題集の9〜12回は「発展問題」ですが、私自身は特別難易度が上がった印象はありませんでした。 それよりも、付録の「WEB模擬試験(10回分)」の方が、本の12回分や実際の試験より難易度が高く感じました。
私の模試平均点の推移は以下の通りです。
• 本試験問題集1周目: 平均52.3点
• 本試験問題集2周目: 平均70.1点
• WEB問題集1周目: 平均57.4点
・合格ラインと攻略のポイント
私の感覚では、模試の平均が70点程度あれば合格の可能性は十分にあります。 簿記2級には「試験ガチャ」の側面があり、得意論点が出れば受かる、苦手論点が出れば落ちるといった運の要素もあります。 私も2・3回目は苦手な製造業会計や本支店会計が出て撃沈しましたが、合格した回は第2問で「株主資本等変動計算書」が出て満点を取れました。
合否を分ける最大のポイントは、第1問と第4問の「仕訳」です。 合格した回はここが満点で32点を稼げました。 仕訳は隙間時間を活用し、アプリなどで反射的に解けるようになるまで徹底的にこなすべきです。
学習計画には、本試験形式でのアウトプットの時間を必ず組み込んでください。 本試験問題集12回を2周するには、2〜3週間は見ておく必要があります。
・まとめ:諦めなければ、必ず道は開ける
私がやってきたポイントは以下の3点です。
1. 全体像を掴むためにテキストを活用する(深入りしすぎない)
2. 身につけるためにテキストとセットで問題演習をする(完璧を求めすぎない)
3. 本試験形式で問題をこなす(繰り返し見直して理解を深める)
そして、最重要ポイントは「仕訳力」。ここが合否を分ける絶対の境界線です。
簿記2級は予想以上に難しく、不合格が続いた時は正直疲れ果てました。 しかし、受かってしまえば資格ホルダーです。苦手問題を潰していけば必ず合格に近づきます。
取得して得たものは大きいです。
• 財務会計・決算報告書への理解
• 「簿記2級」という資格と自信
• 次の夢である「中小企業診断士」学習でのアドバンテージ
現在、中小企業診断士の学習に入っていますが、最難関と言われる財務会計分野も半分程度は簿記の知識で解けています。 職場でのキャリアアップ、転職、独立、いずれにも活きるこの資格。ぜひチャレンジしてみてください!
ではまた。
にほんブログ村





コメント